理念


PHYLOSOPHY

なぜあえて今、“モノ”なのか

合理化を追求し、物質的な豊かさを手に入れた現代人は、たくさんの“モノ”に囲まれながらも、“ココロ”は栄養を失い、その豊かさを失っています。
“ココロ”の豊かさは、合理化によって培われるのではなく、むしろ不合理の中に放たれる個々の輝きからこそ、その栄養素を吸収するのではないでしょうか。
燈芯舎では 「 モノを通じて、ココロを豊かにしたい 」そんな思いで、
手しごと作家・モノづくり工場・そしてモノを大切に扱う個人店を中心に、ブランディングやデザインの領域からサポートしています。

コンセプト


CONCEPT

小さい作り手、繋ぎ手にこそ、ブランドが大切

モノが溢れる時代、デザインが大切なのは、その見た目や表現といった「アウトプット」はもちろんですが、その前提に、アウトプットに必要な、ストーリーやコンセプトといった、ブランディングを基礎としたデザイン・設計がより重要です。
特に、合理的な生産で大量の消費を促すことが最適ではない、小規模な作り手や繋ぎ手にこそ、ブランド力がカギになります。
単なるロジックに基づいたアウトプットではなく、感情を動かす一貫性のあるストーリー・コンセプトを深め、それをアウトプットとして形にすることを目指します。
まずは、価値観や思考性を共有し、お互いに理解を深めることを、はじめの一歩とさせてください。

プロフィール


PROFILE

ブランドプランナー
燈芯舎 / ヤマダクミ

子どもの頃からデザインを考えるのが好きで、服飾・アクセサリー制作などさまざまなモノづくりに挑戦してきました。
住宅設計学んだのち、24歳で家具職人を目指し、職業訓練校の木工科で本格的な家具制作の修行をするも、思い描いたデザインを形にできない、自らの絶望的な手先の不器用さを思い知ります。同時に、技術を持った多くの職人・作り手が、合理化の下に蔑ろにされている、苦しい現状を目の当たりしました。
それでもなんとか「モノづくりの現場に携わりたい」という一心で入社した国産家具メーカーで、営業企画を担当したことで転機が訪れます。モノの“作り手”ではなく、お客様へ届ける“繋ぎ手”として、「モノの背景」をデザインすることで、モノの魅力を最大限に引出すことに注力しました。その後、同社の営業企画の責任者として、商品の企画〜販売戦略とショールームプロデュース、海外事業を兼任。
2018年〜家具・職人のモノづくりの本場、デンマークに渡り、インテリア/プロダクトデザインを本格的に再度学ぶとともに、ヨーロッパ各地で多数のプロジェクトに携わりながらブランドプランナーの活動を開始。
帰国後は、人間心理やマーケティングの学びも深めながら、国内外の個人・企業を問わず、職人・作家・クリエイターおよび繋ぎ手となるショップをサポートしています。